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zoom RSS 赤トンネル

<<   作成日時 : 2013/11/17 02:41   >>

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11月9日の摩耶山リュックサックギャラリーでは、多くのかたがYASUWAN PHOTOSブースにお立ち寄りくださいました。
4組の方々のポートレートを撮影させていただきました。
モノクロームプリントもご購入いただきました。
ほんとうにありがたいことで、感謝いたしております。


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先週は、リュックサックギャラリーの準備、本番でけっこう慌ただしかったけれど、今週末は、また閑古鳥が鳴いている我が事務所なのである。
このままだと冗談ではなく年が越せない、なんとか仕事を受注しなければ、と気は焦る。

先週は、久しぶりに銀塩モノクロームプリントの暗室作業にいそしむことができた。
しかし、1年以上放置していた印画紙は、(もちろん、完全に遮光して保存していたが)使い物にならなくなっていた。
新品で箱の封を切っていなかった大キャビネ判2箱だけがかろうじてセーフだった。
印画紙の価格も、4、5年前に比べて倍くらいに跳ね上がったので、銀塩を続けて行くことはたいへんである。
どうにかして印画紙代を工面するためにも(!)
仕事の獲得がなければ、手も足もでないのである。

不景気な話で申しわけない。
9月の末にあまちゃんが終了して気が抜け、すぐに愛犬の一周忌がやってきて、心が完全に秋モードになってしまったまま今日が来た。
ふと現実に戻れば、晩秋の風が身に沁みる。
世間は動いているのに俺は動いていないな、と他人とずれた位置にいる自分を感じる。

下の写真は、西灘の通称赤トンネル。
JR東海道本線、旧東灘貨物駅(今は信号場というらしい)の下を通っている。
幼い頃にこのトンネルの傍の町に住んでいた僕だが、「赤トンネル」と呼んだ記憶はなく、「細いトンネル」だったか「暗いトンネル」と呼んでいた。
幼稚園への通園に、幅が狭く、暗いこのトンネルを利用していた。
懐中電灯を持って歩いた微かな記憶がある。
なんとなく以前にも同じことを書いたなあ、と思いつつそのまま進める。

僕は、トンネルの中は両端の外の現実世界をつなぐ非現実な空間だと感じることが、しばしばある。
狭く暗く長いトンネルの中では、上下左右前後の感覚が曖昧になり、時間感覚さえ頼りないものになってしまう。
側面と天井に手を伸ばせばブラックホールへ吸い込まれてしまいそうな、あるいはパラレルワールドへ飛ばされそうな、異次元へのジャンクションのような空間なのだが、別世界というものへの期待感にも満ちた空間でもあるのだ。
そんな場所に入り込めば、新しい世界へ手が届きそうな気持ちになる。
しかし、それは錯覚だ。
そこにある期待感は、内容のない期待感だからだ。
期待感に満ちた空間に留まっていても、期待はいっこうに現実にはならない。
そこにいつまでも留まることはできず、出口に向かって歩いていかなくてはならない。
そして、現実へ戻らなければならない。


実際の赤トンネルは、人々の足跡が層をなした記憶の場所で、もちろん現役のトンネルである。
戦時中は、空襲から人々を守ったと聞いている。
幾多の人の思いを見つめ、足音を受け止めてきたことだろうか。
港と行き来する貨物列車、旅の特急列車、朝夕の通勤電車も支えてきた。
町の記憶を伝えるこのトンネルを、いつまでも写真に撮り続けたいと願う。


先日行われた摩耶山リュックサックギャラリーで、naddist氏から「赤トンネルの正式名称が判った」と教えてもらったのに、すぐにメモを取らず、うっかり忘れてしまった。
印象的な一文字だけは覚えているのだけれど・・・最近、こういうのが多い ; _ ;

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめましてだいぶ前のブログみたのですが、バイク用のラダーはもうないですよね?
はじめまして
2013/11/19 11:56
はじめましてさん
こんにちは。
お問い合わせありがとうございます。
よろしければメールを頂戴できますでしょうか。
yasuwan
2013/11/19 15:32

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