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zoom RSS 秘めやかな自販機

<<   作成日時 : 2013/11/04 20:43   >>

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薬局の前に設置してある小さな自動販売機。
風呂屋の入口の横っちょに置いてあるのも見たことがあります。
さりげなく置いてあり、飲料の自販機のように豪華絢爛ではありません。
夜間の照明も暗めで、故障中なのかなと思うくらいひっそりと立っているのです。
「日陰者」、みたいな感じです。
そう感じるのは、この自販機で売られている商品が、おおっぴらに持ち歩いたり他人に見せたりする物ではなく、持っているのを人に見られたくない物であり、秘めやかで淫靡な行為に使う物だからでしょうか。
こんな感じで物を見ていることってわりと多いですよね。
「秘めやか」や「日陰者」「淫靡」などと、主観や先入観といったフィルターを通して物を見ているのです。

というわけで、この自販機で売っているモノを買うのはけっこう恥ずかしくて、夜の闇に乗じてこっそりと買いに行くというような、こっけいな工夫が必要です。
価格は、僕が若かった頃は一箱3個入で300円でしたが、今は一箱500円なのですね。
「明るい家族計画」っていうキャッチコピーは、昔から変わらないようです。
家族計画のために使う人ばかりでもないと思うのですが。
誰かがこの自販機で買っているところを目撃したとしても、「ああ、あの人は家族計画のために買うんだな」なんて思わないですね。
「おっ、あいつ、これからやるんだな」って思っちゃいますよね。

そういえば昔、スネークマンショーのコントで、この自販機で売られているモノを薬局へ買いに行くというのがありました。
まだ対面販売の店が多かった時代です。
買いたいものはそれひとつなのに、恥ずかしくてそれだけを買うことができず、いくつか薬を買い込みながら最後に「じゃあこれも」と言って、やっと買い遂げるやつです。
「これ、何ですか?」
「コンドームです」
「あ、そうですか」
「お使いになります?」
「い、いやあ、まさかー、はははっ」
「はは」
という感じで進んでいったと思いますが、なつかしいです。
「まさかー」って、動揺して心にもない言葉を口走っているところ、見え見えなんですけどね。
今ではこんなやり取りはかえって珍しいかもしれません。
コンビニでもドラッグストアでも、キャラクターものとかいろんな種類の中から好きなのを自分で選んで買えちゃいますから。
ま、どのようなシチュエーションにせよ心の内を見透かされ、焦りながら取り繕ったという経験は、多くの人にあるのじゃないでしょうか。

ところで、このコントでお客の役をやっていたのは伊武雅刀さんでした。
伊武雅刀といえば、僕にはガミラスのデスラー総統の印象が強すぎて、ついデスラー総統が薬局へ買いに行く姿を想像してしまいます。
可笑しいような残念なような、・・どうでもいいですが。

秘めやかに立っている自販機の話を書いていたはずなのですが、じつは、とくにお伝えするようなエピソードもおもしろい話もありません。
そういうモノを写したネガがあったので、ただ、それを載せてみようと思ったのです。

ひっそりと目立たないにもかかわらず、傍を行き交う人々の意識と視線は、この自販機に引き寄せられます。
秘めやかで危険な情欲の香りを感じるからかもしれません。
しかし、じつはその香りは、この自販機を見た時に、心の奥にある情欲の記憶やそれを求める意識が溢れ出て思い出したものだと分かっているから、他人に悟られないよう自販機に気付かないふりをしながら通り過ぎていくのでしょう。

というところで、話の脈路も、オチも、話が続く予感もなく、とつぜんオシマイです。
申しわけありません。
では、また。


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