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zoom RSS 灘南のトンネル出口の写真から

<<   作成日時 : 2013/04/17 00:51   >>

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遅くなりましたが、先日の撮影会は天候にも恵まれ、桜の花もピーク、春爛漫の風景の中で撮影ができました。
お越し下さったみなさま、ありがとうございました。
新たな企画も考え中!です。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

ヤスワンフォトス    岡本康司

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先週の月曜日の夜から、胃腸の調子が悪くなり、土曜日までほぼ毎日点滴を受けて過ごした。
食べられないけれど腹は減るので、消化の良いものを少し食べるとまた調子が悪くなる、という循環でなかなか快復とはいかない。
それでもなんとか徐々に持ち直してきたので、これから復活するのだ。
と思ったら、復活したのは五十肩。
何年か前は左だったが、今回は右肩なのである。

これまでこのブログには、臨港線にまつわる思い出話を3つ書いた。
読み返してみると、そのいずれにも線路脇の溝でのザリガニ獲りのくだりがあった。
同じことを毎回繰り返して書いていたのか、と気付いて今さら反省してもしかたがないが、引き出しの数とその中身の乏しさを自ら露呈していて恥ずかしーなぁと思う。
しかし、性懲りもなくまた臨港線の痕跡の写真を載せてしまう。

臨港線には、タカバシの東側で道路の下をくぐってから、東海道本線(JR神戸線)の下のトンネルを北側へ抜けて本線と並走して東灘駅に入っていく線路と、分岐して本線の南側を並走して駅に合流する線路があった。
今回の写真は、タカバシ側ではなく本線、旧東灘貨物駅の下を通って市街地の南と北をつなぐ歩行者トンネルの北側出入口付近。
写真の手前側、トンネル出口の北側を臨港線の線路が跨いでいた。
現在は、線路も橋桁も撤去されてフェンスで囲われ、痕跡だけが残っている。
トンネルの北側は坂道となり、上っていくと山手幹線の水道筋6丁目の交差点がある。
ほぼ半世紀の昔、僕は南側の町からトンネルを抜け、山手幹線の少し南側にあった幼稚園に通っていた。
この写真とは逆に、線路を見上げながら、いつもその下を歩いていたわけだ。
しかし、頭上を通過していく列車の姿と音の記憶は鮮明ではなく、ぼんやりしている。
じつは、この場所に関しては、臨港線よりもいつも通っていたトンネルが僕の記憶の筆頭にある。
このトンネルの話は、4年前に書いた。

臨港線だけでなく、東灘駅も貨物駅から操車場への転換とその後の廃止に伴い、何本も並んでいた線路の多くが撤去された。
今やかつての軌道跡には、錆びて茶色くなったり、葛に覆われたコンテナがポンと置かれていたりする。
それでも、その光景には、まだ鉄道の残り香がある。
本線の南の灘南通側は、土地が低くなっているので線路は土手の上になる。
こちらは撤去した線路跡が整地されて王子動物園の駐車場になったり、土手を削ってマンションが建ったりしてだいぶ景色が変わった。
そして、現在かつての東灘駅の跡には、新しくまや駅ができることになっている。
東灘駅は貨物駅だったが、まや駅は旅客駅である。
駅ができることによって人の流れも変わり、町はまた新たな風景を生み出すだろう。
この写真の風景もまた変わっていくのかもしれない。
いつも書くことだけれど、町の風景が変わり、古い風景が消えていくのは普通のことなのだと思う。
しかし、古い風景へのノスタルジーを、過去を追いかけて前向きでない気持ちだと否定する気もない。
僕はいつもノスタルジックだし、ノスタルジーは未来からの問いかけに対する返答だという思いを持っている。
もしも、今が過去を思いやれない「現在」ならば、まともな未来など描けないと思うのである。

この辺りからは、北側正面に摩耶山が見える。
僕は、生まれてから8歳になる少し前まで、この東灘貨物駅の南側の町に住んでいた。
昭和30年代から40年代初め頃のことである。
当時は、摩耶ケーブル沿線の樹々の丈が低かったからか、ケーブルカーの線路や山腹を登り下りするケーブルカーの様子を麓の市街地から眺めることができた。

写真は今うごめいている世界の一断片で、なおかつ撮った瞬間に過去になる。
だから、写真は、たぶんノスタルジックなのである。


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