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zoom RSS 御影・六甲・西灘 

<<   作成日時 : 2010/08/24 13:39   >>

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猛暑が続く。
頭の中は、溶けかけている。

高校時代、僕は、東灘区内の自宅から葺合区(現 中央区)にある
学校へ、バスと阪急電車を利用して通学していた。
朝、電車を待つ駅は御影、降りる駅は西灘(現 王子公園)である。
沿線に学校が多いので通学客も多く、電車は毎朝混んでいた。
御影駅のホームでも、さまざまな制服姿の中高生が電車を待っていた。
男子は大抵詰襟の学生服だったので、制服姿の中高生とは、もちろん
女の子たちのことだ。
70年代半ばでも、かわいい制服の女子校もあったわけで、朝のホーム
で、制服姿の横顔にときめいていたのは、たぶん僕だけではないはずだ。
毎朝ホームで会う、ある女子校の子に惹かれたこともあったけれど、
そこから簡単に物語が始まるほど、人生は僕に甘くなかったわけであり、
とにかく、いつも友達や先輩・後輩たちと楽しく、時には独りぼんやり
と、僕は3年間、二駅向こうの西灘まで、電車に揺られて通った。

御影と西灘(現 王子公園)の間には、六甲という駅がある。
六甲山への玄関口であるとともに、神戸大学をはじめ山麓に点在する
学校への通学客が多い駅で、駅周辺を含め阪急六甲と呼ばれている。
かつて、阪急六甲の駅ビルの2階に南天荘書店という本屋があった。
中規模(ってどのくらいだろう?)の書店だったけれど、
当時としてはいろいろな本が置いてある、そこそこの店だったと思う。
僕の降車駅の御影周辺には、同規模の書店がないので、本を買う時は、
学校からの帰り途に六甲で途中下車して、南天荘に行くことが多かった。
大阪方面のホームから跨線橋の階段を上った左手(北側)に、小さな
改札口があり、そこから出ると、すぐ書店の入口だったと記憶している。
僕は、雑誌を眺めていることが多かったけれど、たまに参考書の棚に
近寄っていくこともあった。
もちろん、友達と一緒に行くこともあったし、そんな時、本の後は、
駅の北側の喫茶店で、長い間話し込んでいた。
現在の駅ビルの2階は、大きな改札口や切符売場となり、様変わりした。
阪急系の書店が入っているけれど、南天荘とは店舗の位置も広さも全く
異なり、その面影は残っていない。
駅の少し北にあった、ヌーベル六甲という回廊式(だったと思う)の
おしゃれなビルも数年前に取り壊されてしまった。
エルビス・プレスリーが死んだ日、僕は、ヌーベル六甲の喫茶店で、
コーヒーを飲んでいたことを覚えている。

じつは、僕は、僕が知っているある男女の話を書こうと思っていた。
その話の最初の舞台が、阪急六甲の南天荘書店だったのである。
と言っても、書店と彼らは、何らの関わりがあるわけではない。
ここが、彼らの出会いの場所になったという、それだけだ。
そして、僕は、32年前のふたりの出会いの話を知っていて、
そこから書いてみようかと、
まずは、枕として、当時の僕のことを書いたのだけれど、
そこまででいっぱいいっぱいになってしまった。

運命の神は、戯れにふたりに出会いの物語を提供した。
まるで恋愛ドラマやコミックの中の話みたいな場面と展開で。
そして、きまぐれで別れを設定し、
理不尽な重荷まで置いて去っていった。

僕が知る限りの二人の話を書き上げるのにさえ、
相当の文字数と時間が必要で、僕の手には負えそうにないことに
気付いたので、今回はあきらめようと思う。




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