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zoom RSS 銀塩とデジタル

<<   作成日時 : 2010/06/02 00:56   >>

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印画紙のストックが切れてしまったので、プリント作業は中断である。
しかたがないので、買い置きの長巻フィルムを36枚撮りパトローネに
詰め替える作業と、未現像フィルムの現像を先にすることにした。
ひさしぶりにフィルムローダを使って、100フィートフィルムを
パトローネ(フィルムの入った筒のこと)に詰め替えた。
36枚撮りが19本できた。
ハーフ判で使えば38本分相当で、撮影6回分の分量だ。

銀塩モノクロームは、コストと手間がかかる。
それでも銀塩にこだわってきたのは、銀塩とデジタルでは、モノクロー
ムのプリントの仕上がりには違いがあると感じているからだ。
たぶん最近のモノクロデジタルプリントは、銀塩印画紙上の画像と見た
目の差異はそんなにないのだろうと思う。
しかし、僕は、印画紙の画像に、銀塩とデジタルプリントのプロセスの
違いを重ねて見てしまうため、両者を区別してしまう。
銀塩プリントは、どんな画像が現れるかは、印画紙を現像液に浸すまで
わからない。
露光の際に行う「覆い焼き」や「焼き込み」のテクニックが、「焼き」
の出来を左右し、望む「焼き」が得られなければ、また新しい印画紙で
露光からやり直さなければならない。
つまり、面倒で属人的で歩留りが悪いのだ。

一方、デジタルは、パソコンのモニタ上で、明暗もコントラストもシャー
プネスも調整した後の最終画像をプリントアウトできる。
しかも全く同じ画像を、何度でも繰り返しプリントできるのだ。
もちろん、デジタルでも「覆い焼き」「焼き込み」などは、フォトショッ
プなどの画像編集ソフトのテクニックを覚えて使う必要がある。
しかし、これも効果をモニタで確認しながら適用できる。
効率ではデジタルが圧倒的に勝っている。

このアドバンテージゆえに、僕はデジタルを認めていなかった。
銀塩プリントの方が手仕事の味を感じられると思おうとしていた。

しかし、よく考えてみれば、手仕事の味とは何だろう。
方法と効率は違うけれど、デジタルも結局手仕事をやっているのに。
じつのところ、単なる撮像メディアと再現技術の差異を心情的に受け入
れられずに、手仕事の味という都合のいい言葉で、なじみ深い銀塩を擁
護していただけだと思う。

前回、印画紙の種類やプリントの質は写真の第一義ではないと書いた。
だから、銀塩かデジタルかということも問題ではないのだ。
これから僕は、銀塩だ、デジタルだ、と差異にあまりこだわらずに
やっていきたいと思っている。



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