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zoom RSS 水道筋 2

<<   作成日時 : 2010/02/25 17:08   >>

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先週、先々週の週末は、久しぶりに神戸の水道筋に行ってきた。
7歳までを過ごした灘の町の近くにあり、母の後について日々の買い物に通ったなつかしい街である。
商店街や市場がたくさんあってにぎやかな水道筋は、いろいろなものを僕に見せてくれるワンダーランドだった。
しかし、なにぶん幼かった僕は水道筋について詳しいことは何も知らない。
それで、水道筋の歴史について知りたいという気持ちを以前から持っていた。
僕の父は水道筋の中で育ったので、断片的に昔の話を聞いたこともあったけれど、もっと多くのことを知ろうと、水道筋の商店街が主催するイベントに参加してきた。

かつて水道筋界隈には6軒の映画館と、さらに芝居小屋もあったそうだ。
先日は、今はもうないそれらすべての跡地を案内してもらい、訪ね歩いた。
数年前に閉館した西灘劇場と西灘シネマは別として、僕が覚えているのは、水道筋の中にあった中央劇場と山手幹線沿い(市電筋)にあったふたつの映画館くらいだ。
小学校にあがる頃だったと思うけれど、市電筋の映画館でキノコの化け物が出てくる映画を観た記憶がある。
ストーリーも覚えていない(今思えばそもそも映画の内容を理解できていたか疑問だ)その映画のタイトルは「マタンゴ」だったらしい。
キノコの化け物に襲われる映像が恐ろしかったことを今もうっすらと覚えている。
そんなことを思い出しながら、水道筋を案内してもらった。
案内役のUさんをはじめ、他の参加者の方が話してくれた水道筋の話は、僕にとっては新鮮だった。

初めて聞く話だと思いながら聞いている時、心の奥でなにかが感応することがあった。
一瞬、「あれっ? なんだか覚えがあるような」と思う。
それは記憶の層の底の方に埋もれている風景だと思う。
ただ、具体的なイメージとして思い起こされるほどではなく、遠く微かな空気感とか匂いのようなものが、現前の水道筋の風景に重なったのだけれど。
やはり、僕の中の核にあるものは灘だ、と僕は思いたいのだ。

水道筋は複数の商店街と市場が集まる大きな商業地帯だが、今、昔ほどの賑わいはないように思える。
多くの人が、1店で全てを買いそろえることが出来るスーパーマーケット式の買い物しかしなくなった。
市場でお店の人と対話しながら食材を買う習慣を持たない人が、増えたのだろう。
そんな買い物のやり方を面倒だと思う人もいるのかもしれない。
しかし、僕は、商店街や市場のお店での買い物は、商品を買うことだけではなくプラスアルファが手に入るような気がしている。
それは、お店毎の味や個性もあるし、あるいはお店の人の気持ちや店の空気のようなものかもしれない。
もっと言えば人とのつながりのようなもの(たとえひとときであっても)かもしれない。
そういうものを感じながらの買い物はやっぱりいいなあ、と僕は思うのだ。

市場の肉屋さんでコロッケを揚げてもらって食べた。
ちゃんとジャガイモの味がして、おいしかった。
ブランド名や星がなくてもうまいものを、ふつうに買うことができるのは、うれしい。
今、「水道筋の商店街と市場で売られている総菜を一通り食べたい」というのが、僕の目標のひとつになっている。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
twitterで検索してココにたどり着きました。
時々お邪魔します〜
platinum6
URL
2010/02/25 17:56
仕事、しないの?
rea
2010/02/26 07:56
platinum6さん

こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
yasuwan
2010/02/26 11:24
初めまして
私も、灘区で生まれ育ちました。

懐かしい昔を思い出しながら、この記事を読ませて頂きました。

また、お邪魔させて頂きますね。


ココット
2010/03/06 12:38

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