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zoom RSS クリスマスツリー 2003 Germany

<<   作成日時 : 2009/12/10 03:17   >>

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6年前の12月、再びドイツを訪れた時、カウフボイレンの近くのゲルマリンゲン(Germaringen)という町のホテルに泊まった。
乾燥した牧草か堆肥か、発酵したような匂いが漂う田舎の町だった。
こじんまりとした佇まいのホテルの玄関の看板には、壁をよじ上るサンタクロースが飾られていた。
あと2週間ほどでクリスマスがやってくる。

ホテルの廊下では、大きな猫がクリスマスツリーの番をしていた。
そのツリーは、年季が入った感がある丸い玉や星、モールなどが飾られ、電飾は少なくて地味な感じがした。
日本人が飾るクリスマスツリーと違って、宗教的な意味合いが濃いのかもしれないと思った。
ツリーを眺めていたら、ホテルのオーナー夫人が、猫を抱いて微笑みながら話しかけてくれた。
「いいクリスマスツリーでしょ」と言ったのか、それとも「この猫かわいいでしょ」と言ったのか、ドイツ語がわからない僕は、見当がつかず、にこにこと笑い返すしかなかった。

近年急に増えたLEDの光きらめくツリーやオシャレでかわいいツリーばかりを、街で見慣れているので、ちょっとくすんだ感じのこのツリーが、懐かしいものに感じられた。
ツリーに飾られた古いオーナメントは、ひょっとしたらこのホテルのオーナーの家で代々受け継がれてきたものだろうか。
この国の人たちは、クリスマスツリーにどのような思いを抱いたり、託したりしているのだろう。

僕は、こどもの頃に買ってもらった小さなツリーのことを思い出した。
母と弟と僕の3人で飾り付けた。
ちぎった白い綿をプラスチックの枝葉にからませ、雪に見立てた。
スイッチを入れると豆電球が点滅し始め、幻想的な光に見入ったものだった。

慌ただしい出張の合間の、静かな夜だった。
僕はクリスマスツリーと猫の組み合わせがなんだか気に入って、あまり動かない猫と戯れ、写真を何枚か撮った。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
御無沙汰しています。ドイツネタに嬉しくなってコメント書き込みさせていただいています。
向こうのクリスマス時期の雰囲気は、やはり日本のそれをは違う気がしますね。もう少し、生活の根っこに密着した・・・という感じがします。
最近は僕もすっかり縁遠くなってしまったドイツです。また色々な写真がアップされるのを楽しみに、しています。
僕も、久しぶりに写真をブログにアップしようかな(というか、再開しないと・・・でした)。
おだまさ
URL
2009/12/20 00:50
おだまささん

こんにちは。おひさしぶりですね。
コメントありがとうございます。
最近は、ドイツには行かれていないのですか?
僕は、この時以来ドイツには行っていないので、もっと写真を撮っておけばよかったなあと思っています。
このツリーのあったホテルも懐かしいでしょ?
ミュンヘンではクリスマスマーケットを見ることもできてラッキーでした。
食事を終えたら写真を撮ろうと思っていたのに、レストランから出てきたら、もうマーケットは終了していて、悔しかったです。
なぜだか、仕事のことよりも楽しかったことばかりを覚えています。
手元には、2回のドイツ行きで仕事の合間に撮影したフィルム8本が残っているので、まだもう少しは、ドイツの写真を披露できそうです。
でも、またドイツに行って撮りたいです。

おだまささんも、ドイツの写真をアップされていましたね。
ほとんど見たことがない昼間のカウフボイレンを知ることができました ^ o ^
ぜひまたアップしてください。
楽しみに待っています。
yasuwan
2009/12/20 20:25

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